風疹はせきやクシャミで感染します。
でも、予防接種を受けていれば大丈夫。
【風疹の予防接種を受けていない年代】
・昭和37年4月1日以前生まれの男女
・昭和37年4月2日~昭和54年4月1日以前生まれの男性
・昭和54年4月2日~昭和62年10月1日生まれの男女
・昭和62年10月2日~平成2年4月1日生まれの男女
ざっくり書くとこんな感じです。
全員に当てはまるわけではなく、個別で風疹の予防接種を受けている人もいるでしょう。
ちなみに、BCGワクチンは1949年に結核予防接種が法制化されました。
2019年風疹の予防接種が無料の対象者
厚労省は現在39~56歳の男性を対象に2019年度からの約3年間、全国でワクチン接種の原則無料化の方針を発表しました。
対象者は1962年4月2日~1979年4月1日に生まれた男性。
まず抗体検査を受けて、陰性だった場合、予防接種となります。
抗体検査は無料。
1962年4月1日生まれ以前の人
男女ともに風疹の予防接種は受けていません。
ただし、自然感染などで抗体保有率が90%と言われています。
90%の人は風疹になっていて、抗体ことがあるということですよね。
1回風疹になると、抗体ができるので、2度目の風疹になる確率は少ない。
(95%~99%ならないと言われています)
気になる方は、風疹抗体検査や予防接種をするか、お医者さんに相談してみるのもよいでしょう。
1962年4月2日生まれ~1979年4月1日生まれの人
○男性は風疹の予防接種を受けていません。
○女性は中学生のときに、1回集団接種を受けているはずです。
(思い出してみてください。接種の日に休んでいる可能性もあるので)
最近、この年代の男性の風疹患者が増えています。
今後さらに感染が広まる恐れがあるとニュースになりました。
1979年4月2日生まれ~1987年10月1日生まれの人
○男性は中学生のときに個別接種を受けているはず。
(思い出してみてください)
*個別接種なので、学校での予防接種ではありません。
この年代も男性は注意ですね。本当にワクチン接種したのか?
○女性は幼児期に複合ワクチン接種の場合あり。
(思い出してみてください。親、兄姉に聞いてみてください)
1987年10月2日生まれ~1990年4月1日生まれ
○男女ともに幼児期に個別接種1回。
この年代は幼児期に接種する機会があります。
個別接種なので、ワクチンしてない可能性もあり。
これはもう親、兄姉、親戚に聞くしかありません。
注意なのが、1回の予防接種だけで抗体が不十分な人もいること。
個人差があるということですね。
1990年4月2日生まれ以降
○個別接種2回しているはず。
親、兄姉に聞いてください。
子供はいつ風疹の予防接種?
現在、生後12ヶ月から36ヶ月とされています。
強くお勧めされているのは、生後12ヶ月から18ヶ月の間。
理想的には、生後12ヶ月で麻疹(はしか)の予防接種を行ない、その一ヶ月後に風疹の予防接種を行うことです。
風疹の予防接種は、生後12ヶ月から90ヶ月未満だと、公費負担を受けることができ、通常無料または若干の自己負担のみで接種できます。
不安な人は風疹抗体検査
風疹抗体検査っていうのは、このままだと風疹なりそうかどうか調べる検査。
予防接種を受けても歳を重ねると抵抗力が弱まるとのこと。
もし、検査で抗体価が低ければ、予防接種を受けたほうがいいってことですね。
風疹の予防接種は妊娠、妊娠希望者は大丈夫?
*妊婦の方は予防接種を受けられません。
*接種後2ヶ月間は避妊が必要
風疹患者を妊婦さんに近づけるのは危険ですね。
風疹は感染力が強い。
妊娠初期の女性が感染すると、赤ちゃんにも感染して、先天性の心疾患や難聴、白内障などを引き起こす危険性がある。
風疹抗体検査は無料
妊娠を希望する女性のパートナーや風しん抗体価の低い妊婦のパートナーは、無料で風しん抗体検査が受けられます。
自分の住んでいる場所で検索してみてください。