子供に鼻血を止める方法とやってはいけないことを教えました

子供に鼻血を止める方法とやってはいけないことを教えました 病気

子供が鼻血を出した場合、どうしたらいいか?

大人がいれば、大人が対処してあげればいいと思います。
ただし、鼻血の止血方法を間違えたら命にかかわることもあります。

子供しかいない場合は、自分で対処してもらうのが鼻血を止血する早道。
でも、鼻血を止血する方法を知らなければ、子供はパニックになります。

子供に鼻血を止める方法とやってはいけないことを教えたことを書きました。
自分にも役立ちますし、人にも役立てることができます。


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鼻血の止血方法

1.落ち着かせる
落ち着かせる方法は人それぞれなので書けません。

2.椅子に座らせる
イスがないときは地面に座らせる。

3.鼻血が出ている小鼻を1本の指で押さえる
どのくらいの強さで押さえるかは強めが良いでしょう。

4.顔を少しうつむけて5分間押さえ続ける
途中で指を離さない。

5.鼻血が止まっていれば終了
あとで書きますが、鼻の中にティッシュを入れないでください。

6.まだ鼻血が止まっていなければ、もう5分間、鼻血が出ている小鼻を1本の指で押さえる。

ほとんどの鼻血の場合、以上の方法で鼻血は止まるはずです。
止まらなかったら病院へ行ってください!

病院での鼻血の止め方

<病院へ行ったほうがよいケース>

・出血した側の小鼻を10分間以上押さえても出血が止まらない

・鼻血の出血量が異常の場合

・血液が喉の奥に流れ込んでいく感覚がする場合
ここの判断は難しいです。

・顔色が青ざめている場合

以上の場合は、速やかに医療機関を受診し、適切な止血処置を受けてください。

<医療機関で行われる止血処置>

病院では、まず出血している部位を調べるために、鼻腔内を直接、あるいは内視鏡を使って観察します。

次に、血管を収縮させる薬剤をしみこませた細長いガーゼや、血液を吸収することで膨らむ特殊なスポンジを出血した側の鼻に詰めます。
ガーゼやスポンジを詰めたら、患者さんは少しうつむいて、指で小鼻を押さえます。


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こうした方法で出血が止まらない場合は、内視鏡を使って出血している部位を確認し、出血している血管を電気メスなどで焼き固め止血します。

鼻血でやってはいけないこと

<ティッシュぺーパーなどを鼻に詰める>

ティッシュぺーパーなどを詰めても、それに血液がしみこむだけで止血することはできません。
さらに粘膜を傷つけてしまい、傷ロを広げてしまうこともあります。

また、出血が止まったとしても、詰めたものを鼻から取り出すときに、かさぶたが取れてしまい、再び出血するおそれがあります。

ティッシュぺーパーなどを鼻に詰めるは、今もやっている人がいると思います。

<上を向く、あおむけに寝る>

鼻から鼻血が出てこないようにしようと、上を向いたり、あおむけに寝たりすると、鼻血が鼻腔からのどに流れていくため、出血が多い場合には血液をのみ込んでしまいます。

血液は飲んでも毒ではありませんが、血液中に含まれる鉄分が胃で酸化すると嘔吐しやすくなります。
その結果、嘔吐した物で窒息を起こすと命に関わることもあります。

気を付けたいですね。

<首の後ろ側をたたく>

首の後ろ側を手などで叩いても、止血の効果がないばかりか、かえって出血を促してしまうことがあります。

これもドラマで見たことがありますが、いけない方法なんですね。

<鼻を冷やす>

氷などを使って鼻を冷やすと、鼻血が止まるといわれることがありますが、実際にはそのような効果はありません。

<鼻をかむ>

鼻血が出ているときに、鼻をかんで血液を鼻腔から出そうとすると、かえって出血が止まらなくなってしまうことがあるため避けてください。

鼻血が止まったあとに、やってしまいそうな行為。
やめてください。

まとめ

<鼻血止血法>

・鼻血が出ている小鼻を1本の指で押さえ、顔を少しうつむけて、5分間押さえ続ける

<誤った止血>

・ティッシュぺーパーなどを鼻に詰める
・上を向く・あおむけに寝る
・首の後ろを叩く
・鼻をかむ
・鼻を冷やす


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